デザイン・ビルド
R 1250 RTのフルフェアリングは空力と保護性を両立。LEDヘッドライトと大型ウインドスクリーンが標準装備で、ツアリングパッケージとしての完成度が高い。ボクサーエンジンの左右突出は慣れが必要だが、重心位置は低く安定感に優れる。
快適性
電子制御サスペンション(ESA)とシートヒーターにより、4時間以上の連続走行でも腰・手首の疲労が少ない。ライディングポジションはやや前傾だが、ハンドル高さ調整で長距離向けに最適化可能。
性能
1,254ccボクサーエンジンは136ps/143Nm。高速巡航120km/h前後でエンジン余裕があり、勾配8%の山岳区間でもギア比に余裕。ABS Proとトラクションコントロールが標準で、雨天走行時の制動距離も安定。
コンポーネント
以下はホットスポット図と対応する主要コンポーネントの詳細です。クリック/タップで各部位のスペックを確認できます。
- フレーム/シャシー チューブラー・スチールフレーム。ESA対応。実測剛性は同クラス平均比+8%。
- エンジン 1,254cc 水平対向2気筒(ShiftCam)。136ps/143Nm。低回転トルクが豊富。
- ブレーキ BMW Motorrad Integral ABS Pro。320mmダブルディスク。100km/h→0で約38m。
- ホイール/タイヤ 17インチ cast wheel。120/70ZR17・180/55ZR17。ツーリング向けコンパウンド。
- シート/コクピット 2段シート+大型TFTディスプレイ。シート高805mm。クルーズコントロール標準。
乗り心地
全体の印象は「安定優先のグランドツアラー」。スポーツバイクほど鋭くないが、長距離の姿勢維持と路面追従性が高い。初めての大型ツーリング候補として最優先で比較すべき一台。
最適な用途
週末の長距離ツーリング、高速道路巡航、二人乗り旅行。サーキット志向やオフロード専用には不向き。
メリット・デメリット
メリット
- 1,254ccボクサーエンジンの低重心とトルク特性
- ESA電子サスと大型フェアリングによる長距離快適性
- ABS Pro・トラクションコントロール等の電子制御が充実
- ¥2,800,000前後でプレミアムツーリングとしてコスト効率が高い
デメリット
- スーパースポーツと比べると曲線の軽快さは劣る
- 279kgの重量は低速Uターンで慣れが必要
- 純正シートは体型によってはカスタム余地あり
最終評価
R 1250 RTは「一台で高速とワインディングを実用的にこなす」という要件に対し、スペックと実走データの両面で基準を満たす。評価4.6/5(89件)。初めてのプレミアムツーリング候補として最優先で比較すべき一台。